10回戦  BGハスク

G1 相手先手、《膨れ鞘》からスタート。こちらはマリガンの為スタートは3ターン目の《ニッサの巡礼》からの動き出し。相手は《ズーラポートの殺し屋》を追加し、じわじわとライフを削られていく。4T目に《炎呼び、チャンドラ》を引き、《ニッサの誓い》で下準備を行いつつ《難題の予見者》。5T目にチャンドラで相手の場を流し、6T目マナクリを挟んで7T目に引いた《龍王アタルカ》をプレイ。相手の場は《ナントゥーコの鞘虫》が2体いるが、《集合した中隊》が1体も呼び出せずにブロッカーの4/4の前に殴っては来ない。チャンドラのエレメンタルトークンとアタルカのアタックでG1は押し切る

G2 こちら痛恨のダブルマリガン。「土地6《ウラモグ》」→「土地1、4マナ以上スペル5枚」→「森*2無色土地、《森の代言者》、キノコ」で占術は下へ。《コジレックの帰還》も引いたが色が合わず唱えられないまま《精神背信》で追放され、代言者のアタックで2点与えた以外は《ナントゥーコの鞘虫》を御しきれずにチャンプブロック数回を挟んでの負け

G3 こちら、ここでもダブルマリガン。土地0→「土地が山1、《ニッサの巡礼》、他7マナ以上」から「森2+未開地+《ニッサの誓い》*2」をキープ。マナクリーチャーを引いて加速からフィニッシャーを順番に引けばワンチャンスといったレベルの手札。しかし誓いからは土地が2枚のみ(コジレックの帰還が下へ行ってしまう)。ニッサの巡礼でマナ加速は何とか最低限出来ているのだが・・・

が、試合も5,6ターン目にトラブル発生

相手がテーブルを足で押し上げたらしく、相手側テーブルが崩れ落ちる。近くのジャッジが3人ほど来てくれて試合は中断していたのだが、こちらは《ニッサの巡礼》の解決中で相手の場の状態から目を離していたので「《ナントゥーコの鞘虫》をプレイし終わったターン」という事と、《ズーラポートの殺し屋》が1枚いたのは覚えているが、他がバラバラになっていて相手の手札の枚数なども詳しく検証できる状態ではない。(運悪くこの最終戦、相手のマリガンに関するメモを取っていない。が、記憶だと1マリガンしていたように思える)。《風切る泥沼》タップイン処理でクリーチャーは4枚もいなかったように思えていたのだが・・・
一応直近のジャッジに伝えてはみたものの、外国の方で英語のみしか伝わらず「相手はこうだったと言っている」「詳しい枚数などの説明は出来るか」(意訳)と言われてしまっては言い返しづらく飲むしかない。
 相手の手札や山札まで把握しているわけではないので、何とも言えないがその次のターンから《ズーラポートの殺し屋》含む2体の追加が来たりと、マナカーブ的に除去の少ないこちらのデッキ相手に早く出さない意味が分からない展開。もちろんそのターンに引いた可能性もあるのだが、何とも納得のいかない負け方となってしまった

○××

十一回戦 K様 バントカンパニー(変位エルドラージ入り)

G1 こちら先手で相手マリガン。1T未開地→2Tキノコ→3T《難題の予見者》という動きで相手の場には《森の代言者》。「《集合した中隊》+《不屈の追跡者》+《薄暮見の徴募兵》+土地数枚」とあまり振るわない手札の模様。中隊を追放してもらい、《炎呼び、チャンドラ》で展開への牽制をしながら0能力で手札を入れ替え。《龍王アタルカ》を引いて相手の場を押さえ込んで押し切る

G2 お互いにキープ。相手は2T《薄暮見の徴募兵》、こちら1T目に《ニッサの誓い》でマナクリを探すも失敗し、2T目は誓いで引いた《森の代言者》を出してエンド。相手の動きがここからメモを読むと反射→トラッカー(《不屈の追跡者》)→《変位エルドラージ》→そしてここから《反射魔道士》をブリンクしてこちらのブロッカーをひたすら手札に戻されて殴り切られる

G3 お互いに1マリガン。こちら「《森》《山》《荒地》《爆発的植生》《世界を壊すもの》《絶え間無い飢餓、ウラモグ》」という失敗すると初動4T目という、微妙な手札を先手なのでやや博打キープ。占術で見えたカードが《死天狗茸の栽培者》という最高のカード。相手は土地に微妙に困っているようで緑マナが《伐採地の滝》しか無い。こちらは1→2→4→7の動きで《世界を壊すもの》で《伐採地の滝》を追放する。それが響いて相手の展開が遅れ、こちらの得意な展開になっていく。《反射魔道士》で手札に戻される場面もあったが、更に土地を追放。10マナに達せずウラモグは出せないものの、《龍王アタルカ》を引いたおかげで、攻めのアタルカ守りのブレイカーで3回殴って勝利。

○×○

バントカンパニーと赤緑ランプの相性について聞かれたものの、「色事故を起こしやすい土地基盤」の3色の場合、土地を攻めやすい点では多少やりやすいという感想を言いました。フェッチ全開の時に比べて立て直し辛いと仰られてました


十二回戦 K様 白黒緑ランプ

G1 こちら先手で《森の代言者》からスタート。相手はタップイン土地を置き続けるだけ。《難題の予見者》で手札を覗くと(《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》追放)、どうやら土地の引き過ぎor色事故のようで、初動は4T目の《破滅の道》。こちらは《世界を壊すもの》を出し、白マナを少し縛って《コイロスの洞窟》でダメージを貰ってもらう。どうやら軽量除去の引き過ぎだったようで《世界を壊すもの》に打てなかったらしい

G2 1ゲーム目の動きだけを見ていると白黒コントロールに見えていた為、特に変更無しで相手の先手スタート。相手の《精神背信》で土地加速を抜かれ、《面晶体の記録庫》で5T目《世界を壊すもの》が出てきて、土地を追放されて驚く。幸いすぐに引き直すことは出来たものの、《世界を壊すもの》でビートダウンされる。後引きしたマナクリなどで時間を稼ぎ、残りライフ7で《絶え間無い飢餓、ウラモグ》プレイ。相手の出した《森の代言者》と《世界を壊すもの》を追放する。が、これが裏目。相手の次のセットランドで10マナに達して相手側からも《絶え間無い飢餓、ウラモグ》で何も出来なくなってしまい、負け。

G3 こちらマリガン、相手7枚キープ。1→2→4→7の動きで《龍王アタルカ》と動くも、相手は2T目でセットランドが終わってしまい、3T目からディスカードしか出来ない悲しい状態。そのままアタルカアタックと《炎呼び、チャンドラ》のエレメンタルトークンで一斉に削って勝利。

○×○

G3の時の手札を見せて頂いたのですが、《ニッサの巡礼》《難題の予見者》*3《面晶体の記録庫》《破滅の道》《ウラモグ》のような感じで、後土地が1枚あればかなり強い動き方をしていたようでした。自分も後手で土地2に《ニッサの巡礼》があればやってしまうと思うのでこれは悲しい事故だった。


十三回戦 T橋様 BGハスク

G1 相手先手。こちらも《森の代言者》でブロッカーを用意しながらマナ加速連打で決して悪くない動きに加え、手札には《絶え間無い飢餓、ウラモグ》もある。

が、相手は更に上をいく動きで
1T目《壌土のドライアド》→2T目《エルフの幻想家》からドライアド能力で《膨れ鞘》、3T目《地下墓地の選別者》と動き、4T目5T目には《不敬の皇子、オーメンダール》様が降臨。5T目後手にはまだ流石に10マナは出ず、マナ加速に費やして6T目ウラモグで何とかオーメンダール様を追放。しかしライフは1点残るも相手の7T目にトップした《ズーラポートの殺し屋》が着地し、《膨れ鞘》の残した末裔トークンを生け贄に捧げて1点は露と消えにし

G2 何とか全除去と思い、ダブルマリガン。《コジレックの帰還》*2、土地3でマナ加速の無い手札だがやむなし。キープ。相手の《精神背信》で1枚抜かれるがすぐに引き直して2枚体制。しかし、相手の《ナントゥーコの鞘虫》がどうしても焼けないままにハスク&ズーラポートの前に削りきられて負け。

××

9-4と既に賞金には崖っぷちになる。


十四回戦 Y田様 緑白トークン

G1 相手方先手。《森の代言者》の鏡打ちから相手3T目に《ドロモカの命令》でこちらのボディーががら空きになる。《ニッサの巡礼》を挟むものの、3/4警戒が殴って《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》が着地。トークン出してエンド。《難題の予見者》で《大天使アヴァシン》を抜くも、ギデオンが止められずそのまま負け。

G2 こちら先手1マリガン。相手の《ラムホルトの平和主義者》が《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》の加護を得て序盤から攻勢に出る構え。追加の《森の代言者》が駆けつけて来て、《面晶体の記録庫》で引きこんだ《炎呼び、チャンドラ》で何とか場を流す。そこから《世界を壊すもの》で土地を3枚に減らし《ウギンの聖域》使用、《絶え間無い飢餓、ウラモグ》を引っ張ってきて植物トークンを超えられないものの、ライブラリーを追放して勝利

G3 地獄のトリプルマリガン。相手は初手キープ。とは言え頑張りに頑張って5T目に《炎呼び、チャンドラ》、6T目に《龍王アタルカ》をプレイする位までは頑張る。相手は順調に2T目代言者3T目ニッサ4T目ギデオン。
(5T目に全体4点ばら撒きしないと次ターン死ぬので使い捨て、6Tアタルカでギデオンを焼くも返しに《石の宣告》されてギデオンおかわり。その次ターン、ブロックも出来ずライフ消し飛び)

×○×

トリプルマリガンの割には凄い展開で負けるかと思いました、と言ってもらえただけ良かったです。確かに後2枚手札が有効牌だったらチャンスもあったかも知れない。

9-5でノーマネーフィニッシュ決定。この休憩時間でずっとやってた謎解きイベントがようやく解けました。災い7の③でずっと詰まっていた(恥ずかしい)


十五回戦 T様 GWトークン
3回戦のカバレージに出ておられる自作ライフカウンター、自作デッキボックスのお方でした。
http://coverage.mtg-jp.com/gptok16/article/016884/


G1 相手先手、《森の代言者》の鏡打ちから相手3T目《ラムホルトの平和主義者》、こちら《ニッサの巡礼》、相手4T目におそらくトップした土地のタップイン処理を挟んでこちら後手4T目《ニッサの巡礼》。相手5T目《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》を出して+1能力を起動して《森の代言者》と《ラムホルトの平和主義者》アタック。マナは立っていないし…なんだろうと思いながらこちらの4/5の代言者で3/3の平和主義者をブロック。どうやら相手は、こちらの《ニッサの巡礼》2回で土地が6枚になっているのを忘れていた模様。流石に15回戦目ともなると疲れも出るか。
 これがおそらく後を引き、ギデオンは《龍王アタルカ》で焼き切り、《森の代言者》で削っていき勝利

G2 相手先手。こちらマリガン。メモをそのまま書くと
ラムホルト→代言者→ギデオン→うあー
この間デッキシャッフル含めて3分ちょっとである

G3 こちら先手。1T目《ニッサの誓い》で《見捨てられた神々の神殿》を手札に加え、2T目キノコ、3T目《爆発的植生》、4T目《面晶体の記録庫》*2+キノコとかなりいい感じのマナ加速。相手も《ラムホルトの平和主義者》を2,3T目に展開するも、殴れない状態。しかし相手4T目に《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》が出てきて騎士トークンを生み出し、お互いにエンジン全開の状態。
 こちらは5T目に手札にフィニッシャーがないため、12マナ分から記録庫を一つ使って2ドロー。《世界を壊すもの》を引き、キャスト。相手の土地は4枚、緑白シャドウランド、森、平地、平地。緑白土地を指定して追放。ここで《ウギンの聖域》の誘発を宣言し忘れてエンド宣言。すぐに気付くも相手はアンタップを宣言している最中で土地に触っており、一応ジャッジを呼んで裁定をしてもらうことに。こちらも自分の非を当然ながら認め、相手の意思に委ねる事となり、「私としてはサーチして欲しくない」という事に。(当然ですよね!)
 相手はギデオンをクリーチャー化し、フルアタック。起きていた《死天狗茸の栽培者》で1体平和主義者をチャンプブロックし、《世界を壊すもの》でもう一体の平和主義者をブロック。ギデオンはスルー。ここで相手、《ドロモカの命令》で《世界を壊すもの》とギデオンを格闘させて戦闘ダメージと合わせて死亡させる方向に(赤マナが2つ無かったので《ニッサの誓い》生け贄)。ここが分岐点。相手は土地をセットできずエンド。こちらライフ15。
 こちらのターン、引いてきた《進化する未開地》をセットしてサーチ(森)。タップ状態の森を生け贄にして《世界を壊すもの》の能力で墓地から回収、即座に《見捨てられた神々の神殿》を含めたマナで唱えて相手の《森》《平地》*2から《森》を追放。今度こそ《ウギンの聖域》生け贄を宣言して《世界を壊すもの》サーチ(生け贄で9マナになってしまうため)。相手ターン、《梢の眺望》を引いてセット、ギデオンクリーチャー化して2体アタック。こちら《世界を壊すもの》で《ラムホルトの平和主義者》をそれぞれ1体ずつブロック。相手は《ドロモカの命令》でギデオンを6/6にして格闘、もう一度《世界を壊すもの》を死亡させる。こちらライフ9。
 《ウギンの聖域》を引きこみセット、《世界を壊すもの》を再展開。次のターンに土地を引けば10マナ分出るので望みをかけて《絶え間無い飢餓、ウラモグ》を手札に。相手はまたも緑マナ(たしか《森》)を引きこみ、3度目の《ドロモカの命令》。7/7になったギデオンに除去されて殴られ、残りライフは2。
 ここでトップしたのは《見捨てられた神々の神殿》。《絶え間無い飢餓、ウラモグ》で相手の緑マナとギデオンを追放し、相手の土地は2枚に戻る。これで終わりかと思いきや、相手の手札から放たれる《石の宣告》でウラモグは追放。
 墓地から回収した《世界を壊すもの》を唱えて相手の土地を無くし、《世界を壊すもの》で殴っていき勝利。

○×○

ここで対戦相手様に教わって、マッチポイント30だとプロポイントが1Pt貰えると知る。ノーマネーだから楽しむつもりでやっていたが中断しなくて本当に良かった。思い出のポイント1GETして、10-5でGP東京フィニッシュ


初日のエスパードラゴン、二日目の最終戦が熱い試合でした。

記事が最後の試合だけメモが沢山あっただけに長々と書きましたが、多少のずれはあると思いますが15→9→2とギデオン成長記なのは間違いない筈です。土地攻め強し


GP東京楽しかったです。欲を言えばカオスドラフトめちゃくちゃ楽しそうだった・・・っ!出たかったです

コメント

風見
2016年5月12日0:21

机破壊から、相手の相手の言い分通るとか微妙やね。
むしろ相手のゲームロスとかやないんやね?

エノキ
2016年5月12日1:19

>10回戦
相手が机破壊して相手の言い分が通るのはどうなんでしょうね?
可能な限り場を再現して後はランダムあたりが最大限譲歩してるように思えますが…

かたむら
2016年5月12日5:47

一応日本のグランプリだからジャパニーズジャッジプリーズとか拙い英語でも日本人のジャッジ呼んだ方がよかったのではと。
2日目はルール適用度:プロ、相手の落ち度、再現不可の3点から考えると納得できる裁定ではないね・・・

クルック
2016年5月12日7:51

>風見さん
どうやら机のロックがきちんとハマっていなかったのもあるようでして、事故とも故意とも取れず・・・、こちらの机には衝撃はあったもののこちらの場は一切崩れていなかったので。そう言えば警告も何も出てませんでした

>エノキさん
タップイン土地*2と沼、ラノワールの高原という土地は覚えていたのですが相手の手札とか出した順番などを聞かれていたはずです。残り時間が少なく、引き分けになるよりかはと思い(引き分け卓に入ると地獄なので)続行しましたがこれ3Game目やり直しとか主張した方が良かったのではないかと後で思いました

>かたむらさん
机直したら近くですぐに呼ばれてしまい、日本人ジャッジは近くに居なくなってしまって渋々という感じですね。エノキさんへのコメントでも書きましたが、サイドボーディングなどでかなり時間が押していてちょっと冷静さを欠いていた感があります。もうこういった事が無ければ一番ですが、次はその辺りも一考しておきたいと思います。聞き取りは出来たけどちゃんと英語喋れないと辛い

たくわ
2016年5月12日12:46

本戦お疲れ様でした
ちょっとドラブルなどもあり煮え切らない部分はあると思いますが、10-5という成績は羨ましいです!
試合レポも読み応えがあって、楽しく読ませていただきました
また次のGPも頑張りましょう!

nophoto
名無し
2016年5月12日19:38

警告なしとかルール適応度プロで有り得ない裁定ですね。

クルック
2016年5月12日23:14

>たくわさん
ありがとうございます!次のGPでもこれ以上の結果を出せるよう努力します!

>名無しさん
こちらのやり取りの仕方が悪かったのですかね?
感触として161~番台から230番台くらいのテーブル、段差が酷かったりとガタガタな感触でした。設営の不備として取られてしまったのかもしれません

nophoto
kujonegi
2016年5月20日0:52

最終戦で戦ったものです、おつかれさまでしたー。
ここまで細かく振り返りされていてすごいです。もうへろへろだったのに。

ともあれプロポイントおめでとうございました、また次のGPも楽しみましょう!

クルック
2016年6月10日18:57

>kujonegiさん
長らくコメントに気付いていませんでした。あの時はありがとうございました。
名前とかは覚えるの苦手なんですが、プレイ中の流れはちゃんと補佐のメモ取っていれば動画みたいに思い出せるんですよね。不思議。多分頭の使い方がおかしい

また次のGP・・・はレガシーだから今の所無理ですが、どこかでお会いできたらよろしくお願いします!

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